富士ハウス評価

富士ハウス特徴

富士ハウスは「平成21年1月29日東京地方裁判所に破産手続開始の申立を行い,同日午後6時に同裁判所から破産手続開始決定が下された。」と発表しました。
(参照:富士ハウス 破産申立てのお知らせとお詫び
破産の理由は、売り上げ減少と資材高騰による売上原価の増加,店舗展開による経費支出の増加などだそうです。

富士ハウスは、静岡県浜松市に本社をおく東海地方では高いシェアを誇るハウスメーカーでした。富士ハウスはその後全国展開と称して営業エリアの拡大を計っていますが、営業エリアの拡大も経費増大の原因となったようです。
富士ハウスの住宅は木造軸組工法を採用し、メーターモジュールやプレカット工場を活用するなどして、大手ハウスメーカーと比べて安価に住宅を供給していました。モデルハウスでは豪華な仕様になっていますが、実際のシリーズ商品とは違いがあるなど、顧客説明が不十分な部分もありました。

富士ハウスも東海エリアを中心に地元に密着した直営システムを守っていれば、違った結果となっていたかもしれません。

(関連記事:富士ハウス破産 建築主保護は

富士ハウス会社概要

会社設立
1970年12月
2009年1月 破産手続き開始
営業地域
関東、東海、近畿(一部)
資本金
1億5千万円
売上げ高
418億円/2007年度
シェア
18位/2002年売上げシェア

富士ハウス取扱工法

  • 木造軸組工法

富士ハウス評判

富士ハウスは、東海地方では名の知れたハウスメーカーです。受注から施工段階では比較的評判がいいのですが、アフターメンテナンス以降にクレームが増えてきます。また、富士ハウス社員の当たりはずれも大きく、顧客の評価は大きく分かれています。

富士ハウス詳細情報

富士ハウス 比較情報
営業力 富士ハウスの営業マンは個人差があるようです。施主からの評判が良い人もいれば、競合他社の悪口トークに終始する営業マンもいるようです。
設計力 富士ハウスは社内の設計担当者が設計する自社設計です。設計の基本はプラン集を中心に顧客要望に沿って変更を加えていくスタイルを取ります。
施工力 富士ハウスでは自社責任施工と書かれていますが、下請けに施工は任せています。富士ハウス社員が工事担当者として各現場を管理していますが、担当社員の受け持ち現場数が多いのでどうしても下請け工務店のスキルやモラルに頼らざるを得ないところがあります。
住宅構造 富士ハウスの住宅構造は、メーターモジュールの木造軸組パネル工法を採用してます。構造材には集成材を多用し品質の均一化を図っています。
評価
ポイント
富士ハウスの住宅は木造軸組パネル工法を採用し品質の安定した集成材を多用しているのは評価できます。また、室内の間仕切りにも断熱材を充填するなど独自の特徴をもっています。富士ハウスは中堅ハウスメーカーですが、自社直営方式で全国展開を進めています。
改善点 富士ハウスは営業、施工段階までは比較的対応がいいのですが、引き渡し後のアフターメンテナンスにクレームが多いハウスメーカーです。アフターメンテナンスにもう少し力を入れれば、口コミによる新規顧客も増えるのではないでしょうか。

次のページで木造軸組工法(在来工法)住宅ハウスメーカーをランキング比較しています。
ハウスメーカー木造在来ランキング

富士ハウス 取り組み

200年住宅 モデル事業に採択
国土交通省が進めている200年住宅(超長期住宅先導的モデル事業)に、富士ハウスの取り組みが認められモデル事業として採択されました。
(参照:超長期住宅先導モデル住宅

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