トヨタホーム評価

トヨタホーム特徴

トヨタホームはトヨタ自動車の住宅部門としてスタートしましたが、2003年に住宅専門会社として独立しました。
自動車生産で大成功しているトヨタですから自動車を作るように住宅も作るという発想で合理化を進めてきたようですが、顧客ニーズが多様化する住宅建設はどうも勝手が違うようです。
2007年にニチアス製住宅建材問題が発覚した時、比較的早く問題部材を使用した住宅戸数を発表するなど情報開示の姿勢は見られます。ただし、IR情報をインターネットで開示しないなどトヨタグループとしては寂しい対応です。
2010年10月にトヨタグループの住宅部門をトヨタホームに集約し「新生トヨタホーム」として再スタートしました。住宅ユニット生産から販売までトヨタホーム内に取り込んだことで意志決定は迅速化されるでしょう。ユーザーに見える形で新生トヨタホームがどういうメリットを打ち出すのか見物です。

トヨタホーム概要

会社設立
2003年4月
営業地域
全国展開(東北、北陸、東海中部、関東、近畿、中国、九州)
資本金
74億円
販売戸数
4,600戸/2008年度
ホームページ
トヨタホーム

トヨタホーム取扱工法

  • 鉄骨ユニット工法
  • 鉄骨軸組工法

トヨタホーム評判

親会社であるトヨタ自動車の本拠地愛知県での受注が全体の3割にも達するという、グループ系社員に頼った経営スタイルです。
トヨタグループ系以外の一般顧客への販路拡販に力を入れるあまり、公正取引委員会から「住宅ローンの事務手数料をゼロ」の宣伝に是正勧告を受けています。実際には取引手数料3~5万円を顧客から徴収していたようです。

トヨタホーム詳細情報

トヨタホーム比較情報
営業力 トヨタホームの営業マンはトヨタという大看板を背負っているせいか大変紳士的です。営業戦略として、低金利のトヨタホームローンを全面に打ち出してきます。住宅そのものでも大きなメリットがあるといいのですが
設計力 設計はトヨタホームで行っているようですが、設計者が顧客と打ち合わせることはなく設計段階でも営業マンが主体的に顧客対応を行います。
トヨタホーム主力の鉄骨ユニット工法は間取り変更など大きな変更は困難です、鉄骨軸組工法「EST」の方が比較的設計自由度は高いです。
施工力 施工力は工事担当者によりまちまちという印象です。
施工は代理店が担当するので代理店によって施工力にも差が出てきます。
構造部材 トヨタホームでは、鉄骨ユニット工法が主力です。かつて木造のツーバイフォーも手がけていましたが、受注量の減少で現在は鉄骨系に集約しています。
工場生産化率85%というユニットは精度が高いのですが、オーバーハングのバルコニーなどは歩くと揺れるとの指摘もあります。
評価
ポイント
トヨタホームの営業マンは大変紳士的です。工場生産化率85%を誇る鉄骨ユニットは、さすがにトヨタだけあって精度が高いものです。
改善点 トヨタというブランドイメージが先行しているので、契約時点で自分のニーズに合う住宅かを検証する必要があります。ユニット工法は契約後の変更が困難なので契約前の検証を十分行う必要があります。
競合ハウスメーカー 鉄骨ユニット工法ならセキスイハイムと、
鉄骨軸組工法ならダイワハウスなどと比較検討されるといいでしょう。

次のページで鉄骨系住宅を販売しているハウスメーカーをランキング比較しています。
ハウスメーカー鉄骨住宅ランキング

トヨタホーム 取り組み

200年住宅 第一回モデル事業に採択
国土交通省が進めている200年住宅(超長期住宅先導的モデル事業)に、トヨタホームの「ウォールデンテラスおゆみ野分譲プロジェクト」が認められモデル事業として採択されました。
(参照:超長期住宅先導モデル住宅

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