ハウスメーカー営業マン対応

常套句ハウスメーカー手口では、経験豊富なハウスメーカー営業マンが、営業トークとしてよく使う常套句を取り上げました。
はじめて家を建てる一般ユーザーは、金額値引きなどの甘い言葉につい気を許していまい、ハウスメーカー営業マンのペースにのせられがちです。
ここでは、このような営業トーク(常套句)を言われたときに、顧客が取るべき対応策を挙げます。後で痛い目に遭わないためにも、自分がハウスメーカー営業マンと話しているとシュミレーションしてみて下さい。

(対策)ご予算はおいくらですか

営業マン挨拶

ご予算はおいくらですか(手口編)で解説しましたように、ハウスメーカーが作ってくる見積書(坪単価)には、含まれない費用が家を建てるときには必要です。

住宅建築に必要な項目

  • 建築本体工事費
  • 外部設備工事費(電気、給排水、ガス)
  • 付帯工事費 (空調工事費、外溝工事費、照明器具代、カーテン代、など)
  • 諸費用 (設計料、登記費用、抵当権設定費用(借り入れの時)、ローン手数料(借り入れの時)、登録免許税、火災保険料)

家を建てるのに必要な上記の項目のうち、ハウスメーカー坪単価には「建築本体工事費」と「外部設備工事費」しか含まれません。

ハウスメーカーの坪単価に含まれない「付帯工事費」と「諸費用」は、全体の約20%程度を見込んでおけばいいでしょう。したがって、ハウスメーカーに伝える予算はご自分の実予算の80%程度がいいでしょう。さもないと、住宅予算をオーバーしてしまうことになりかねません。

(対策)モニターに当選されました

営業マン常套句

モニターに当選されました(手口編)に解説しましたように、これも良くある営業手段です。
モニターというと住宅が完成した後、新たなお客さんに実際の住み心地などを話してもらう良心的な制度と思いがちです。しかし、実体は住宅建築時のトラブルなどでモニターどころではないユーザーがほとんどです。
モニター割引や特別割引で10%や20%の割引を提示されたら、その割引は後ほど詰める詳細打ち合わせ時の追加費用にも適用するのか明確にしてもらうことです。

(対策)キャンペーン特別値引きします

営業トーク

キャンペーン特別値引きします(手口編)に解説しましたように、これもハウスメーカーがよく使う営業手段です。
このようなキャンペーンは毎月のように実施しています。このキャンペーンは一種のキャッチセールスのようなものと理解しておいたほうがいいでしょう。
契約後の詳細打ち合わせで、値引きに相当する追加費用を請求されるのが落ちです。

(対策)見積期限が迫っています

見積期限

見積期限が迫っています(手口編)に解説しましたように、営業マンの目的は早く契約を取りたいために、このような常套句を持ち出すわけです。
見積期限などというのは、ハウスメーカー側の都合で作った期限と考えた方が良いです。その期限が過ぎたからと言って見積額が変わると言うことはほとんどありません。見積期限などは気にせず、じっくり納得がいくまで細かな数字までつめてから契約すべきです。
どうしても期限を迫られたときは、他人を理由に決められないと断りましょう。たとえば、親の融資確認が遅れているとか..

(対策)工期は間に合わせます

工期を合わせる

工期は間に合わせます(手口編)に解説しましたように、これもハウスメーカー営業マンがよく使う常套句です。
建築工法にもよりますが、家を建てるにはどうしても120日程度の工期が必要です。工期を合わせると言うことはどこかに手抜きをしますと同義だと考えていいでしょう。
もしくは、頭から工期を合わせる気はなく、工事途中でいろいろな理由を付けて工期が遅れていると先延ばしを訴えて、結局通常工期と同じ日数がかかるのがおちです。

(対策)解約費用は実費だけです

解約費用

解約費用は実費だけです(手口編)で解説しましたように、実際には諸費用にかかった費用も仮契約金から差し引かれることがあります。諸費用とは、敷地調査費用と設計費用ですが、解約時にこの費用をどちらが持つのか口頭では説明されていないことがほとんどなのです。
解約時に解約費用でもめないためには、契約時に解約する場合の実費金額を明確にすることです。たとえば、どの時点で解約した場合はいくらというぐあいに、期間別に解約費用を明示してもらうことです。さらに、打ち合わせ議事録を作ってもらいその中に解約費用を明確に記入してもらうことです。

ハウスメーカー選び

ハウスメーカートラブル対策

ハウスメーカーランキング

ハウスメーカー構造評価

ハウスメーカー評価

地域別ハウスメーカー

省エネ住宅

ハウスメーカートピックス

お知らせ