ブランドハウスメーカーの真価

人間誰しも物差しがないのは心許ないものです。たとえば、家を建てるのはほとんどの建築主(施主)は始めてで、何に頼っていいのか分からないのが普通です。
そんなとき、TVで見たことがあるとか良く看板で目にするなどのブランドは、建築主を安心させる大きな力になります。しかし、本当にそのようなブランドは信用していいものでしょうか。ここでは、根拠のないブランド力よりも地に足のついたハウスメーカーの評価方法をご提案します。

ハウスメーカーよりも人物

ブランドよりも人物

手抜き工事の事例なども紹介しましたが、有名ブランド・ハウスメーカーでもこのようなトラブル事例の枚挙には暇がありません。
ほとんどのハウスメーカーは教育・育成がしっかりしていて、営業マン、設計者のレベルはある一定以上はあると思います。しかし、残念ながら中にはレベルが低い人物がいるのも確かです。住宅は人間が作るもの、担当者になった人物によっては、トラブルを起こすこともあります。

注目ポイント

  • 人物次第
  • 看板よりも実績

大手ハウスメーカーにもいますが、地場で実績を上げている中小工務店にも優秀な人材はいます。かえって、人物で発注するなら地元の工務店の方が良いかもしれません。大手ハウスメーカーであれば、誰が担当になるか分かりませんが、小さな工務店であれば社長に相談すれば誰それを担当にしてくれと頼むこともできます。

評価には第三者を加える

専門家を加える

ほとんどのハウスメーカーは、しっかりした人材とバックアップ体制を整えています。客からのクレームに対しても適切に対応できる地力があるはずです。
そんなハウスメーカーを探す一つの方法として、ハウスメーカー選定段階から、建築専門家などの第三者を加えてはどうでしょう。自信のあるハウスメーカーなら、専門家などの第三者の参加にも動じることはなく、喜んで受け入れてくれるはずです。
もし、第三者の参加に難色を示すようでしたら、そのハウスメーカーは選定からはずしましょう。自信がないか、ボロが見えるのを恐れているからです。

注目ポイント

  • メーカー選定時から専門家を加える
  • ハウスメーカーの対応チェック
  • うるさい客と思わせる

優秀なハウスメーカーでも、客が専門家(第三者)を参加させると申し出たときとそうでないときの担当者に差があるものです。つまり、最初から専門家を参加させると表明していたときはメーカー側もきちんとした人物を担当者に据え、極力トラブルが起こらないような体制を取ってきます。反対に、何も言わないおとなしい客には、レベルの低い人物を担当者に据えたりします。
こういうハウスメーカーは、はっきり言えば客を見くびっています。どんなハウスメーカーに対するときも、相手にうるさい客だと思わせなければいけません。一番いいのは専門家を加えることですが、それなりに費用はかかります。
自分だけでハウスメーカーに対応するときは、しっかり勉強して契約前にメーカー側の問題点を指摘することです。

フランチャイズ業者もいろいろ

地場の工務店

フランチャイズ方式で代理店展開しているハウスメーカーは、直営のハウスメーカーよりも担当工務店により評価は大幅に変わります。中には、FC加入の条件や審査基準が厳しく、それなりのレベルの工務店が集まっているFCもありますが、大半は玉石混淆と考えていいでしょう。

このようにレベル差の激しいフランチャイズ方式ハウスメーカーを選ぶときは、まずその工務店(代理店)がFC加入する前の業態を確認することです。
FC参入前が在来工法でFC参入後が輸入住宅やツーバイフォー住宅などの場合、新しい工法などに熟練するには少し時間がかかると認識してください。なかには、公共工事の下請けを主にやってきて、FC加入後住宅建設を始めたという代理店もあります。公共工事と住宅建設はまったく仕事が違うと考えていいでしょう。習熟するのにかなりの年数が必要だと思ってください。

注目ポイント

  • FC参加以前の業態は
  • 複数FCに加入している?
  • 地元での評判は

また、複数のフランチャイズ・ハウスメーカーと代理店契約している工務店もあります。本当にそれぞれの工法をマスターしているのか良くチェックする必要があります。
最も確かなのは、地元で評判の高い工務店です。もともと工務店として優秀だったのですが、工務店の技術も活かせる工法やポリシーに共感してFCに加入しているという場合などは、前向きに評価できる工務店です。

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